今回から新しい試みとして名作アニメの舞台となった場所を訪れ、アニメと比較して実際どうなのか紹介していきます!
最近は流行り?の聖地巡礼ってやつですね。
現在私はフィンランドにいるということで記念すべき第一回は牧場の少女カトリです。
ここでの名作アニメとはどう定義するかというと、フジテレビで19時30分に放送されたアニメになります。
俗にいう世界名作劇場シリーズですね。
牧場の少女カトリとは
まず初めにこちらの作品について紹介します。
牧場の少女カトリは1984年(昭和59年)に放送された、フィンランドの農村が舞台になった作品です。自分はまだ生まれていません。
幼いころ母と別れたカトリが9歳で家畜番として働くことになり、そこから仕事や出会いを通して成長していく物語です。
放送当時は西洋版おしんと言われていました。
フィンランドの農村の様子を克明に表現したところは評価されているそうですが、起伏が少ないのんびりとした話であるため視聴率が振るわず打ち切り騒動が起きたそうです。
この作品をきっかけに翌年には小公女セーラといういじめを題材とした過激な作品がなったとか…
まあここ詳しく説明してもきりがないので興味を持った方は見てみてください(笑)
トゥルクへ
前回トゥルクという都市に到着したのですが、こちらは作中では終盤の舞台になりました。
カトリがお屋敷で働くようになる話ですが、牧場の少女要素があまりないのがね…
フェリーターミナル
フェリーで見送りする場面で登場しました。当時からスウェーデン行きの航路はあったんでしょうか?
自分と真逆のルートですね。
アウラ川
こちらはトゥルク中心部に流れる川なのですが、作品内でよく背景として登場しました。
前回紹介した客船のホテルはこちらに停泊しています。
川の近くには多くの船やカフェが立ち並んでおり、市民の憩いの場になっているようでした。
橋もいくつかかかっているのですが、場所がかなり偏ってて移動するのが大変だったり。
42話の絵のない絵本のシーンを再現してみました。
トゥルク城
お次はトゥルク城にやってきました。こちらはアウラ川の近くにある城でスウェーデンに統治されていた時代の13世紀ごろ建てられたお城とのこと。
アニメ内でも背景として登場します。
上空からなので地上からだと詳しくはわからなかったのですが、似てるはず…
トゥルク大聖堂
アウラ川を歩いて3キロほど、トゥルクの町のシンボル的存在であるトゥルク大聖堂にやってきました。
こちら14世紀ごろ建てられ、高さは90mほどもあるためこの街の大聖堂にひときわ目立って見えます。
アニメ内でもアウラ川から撮影した?シーンで使われています。
似たような写真を撮ろうとしたのですが木々が邪魔をしてうまくいきません。
放送当時は生えてなかったのかな。
これでトゥルク編は終了です。
お次はヘルシンキに行きます。トゥルクからヘルシンキまではOnni Busというバス会社を利用しましたがこちらのバスが安いのなんの。
所要時間2時間30分、170キロほどの道のりをわずか8ユーロ(約1200円)ほどで行くことができました(安い時は3ユーロの日まで!)。
自分がよく利用する長崎から福岡へのバスが2600円で、同じくらいの所要時間と考えるといかに安いかわかると思います。
2か月ほどヨーロッパ予告を旅行して思ったことなのですが、飛行機を中心に公共交通機関は日本と比べるとかなり安く感じますね。
外食の価格を見て「ヨーロッパは高すぎる日本は安すぎる」と言ってる人見ましたけど、その辺でバランスをとっているのかも。
ヘルシンキへ
ヘルシンキはフィンランドの首都になるのですが、作品内では数話登場する程度です。
物語には大きくかかわっていないものの、多くの建物が背景としてが用いられました。
カトリがヘルシンキの都会を見て驚いているシーンは印象に残ってますね。
ヘルシンキ中央駅
まずはヘルシンキの中央駅に向かいました。こちらも登場しています。
この駅の形になったのは1919年なの当時はまだこの形ではなかったはず(牧場の少女カトリは第一次世界大戦中の年代が舞台です。)
ヘルシンキ大聖堂
こちらはおそらくヘルシンキどころフィンランドで一番有名なスポットではないでしょうか。
1850年ごろ作られ、当時はロシア領であったことから聖ニコラウス教会と呼ばれていたそうです。
カトリがいた場所はこのあたりかな?
ウスペンスキー寺院
こちらも登場しました。ロシア正教の寺院なんで今まで訪れた教会とは違う雰囲気を感じました。
アニメではへルシンキ大聖堂のように大きな広場がある描写になっていましたが、実際に行ってみると丘に建っているって感じで全然広くなかったですね。
マーケット市場
こちらフィンランドではカウパットリ(Kauppatori)というそう。
上3つの建物の近くヘルシンキ中心部に位置し、一番有名なマーケットです。
果物や雑貨等が売られていました。
アニメ内でも多くの人々がマーケット内を行き来してしている描写がありました。
市場を散策していて多くのお店でキャッシュレス対応であることに驚きました。
さすがIT先進国と言われるだけある…
次は中心部から少し離れたセウラサーリ野外博物館に行ってみます。
セウラサーリ野外博物館
ヘルシンキ中央駅から30分ほど離れたセウラサーリ島にある野外博物館です。
こちらの博物館自体は直接登場していないのですが、作中のフィンランドの農村を再現するためにこちらに展示されている建物や家具等が参考にされています。
博物館へはこのように橋を渡っていきます。入場料は10ユーロ(約1500円)です。
糸巻き機と機織り機
こちらOPの冒頭で登場した糸巻き機と機織り機です。構図もそっくり!
機織り機は実演しているところをトゥルクの野外博物館で見ることができるそうです。
行けばよかった。
ベッド
作中で登場したベッドは箱型の伸ばしたり縮めたりできるタイプなのですが、同じようなものが野外博物館の中にもありました。
ここはカトリが病気になったときに寝ていたベッドに似ていますね。
また靴も白樺で作られておりそっくりです。
また近くにはカトリが使っていた白樺のリュックもありました。
ストーブ
作中では体を温めたり調理するのに使っていたストーブですが野外博物館内でも見つけました。
冬はかなり寒くなるでしょうし重宝していたのでしょうね。
こちらはコンパクトな形のストーブ。
トゥルクの屋敷で登場しましたがこちらの方が新しいタイプなのかな?
屋敷
作中でカトリが最初に訪れた屋敷(ハルマ屋敷)ですが、こちらも野外博物館の建物がモデルとなっています。
こちらは中央に民族衣装を着た方がいるのですが、雰囲気あっていいですよね。
これで今回の聖地巡礼は終了です。
感想
ブログや本を参考にそれっぽい場所を探してましたけど。再現度とうか当時のスタッフの本気度の高さに驚きました。
世界名作劇場シリーズが日本ではなく海外でもそれなりに人気があるのかわかる気がします。
今後も何作か旅行のついでに紹介していこうと思っていますので、興味ある方は見ていただけると嬉しいです。
次回はついに北極です!
6日間の北極クルーズに参加したのですが、まずはスヴァールバル諸島にある世界最北端の町に訪れた様子を紹介していきますのでお楽しみに!!
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