今回は前回の最後のほうに述べた世界一周航空券においてのコードシェア便を指定してマイルを多く獲得する説明をしていきたいと思います。
前回の記事はこちら。
https://remote-area-traveler.com/rtw-mile/
コードシェア便とは
2社以上の会社で共同運航することです。
案内板で国内線なのに海外の航空会社が表示されているのを見たことがないでしょうか?
例えば自分が今月乗った全日空の長崎→羽田便ではフィリピン航空がコードシェア便でしたが、フィリピン航空として全日空の便にも乗ることができるわけですね。
これが世界一周ではマイルを貯めるには結構重要な要素になります。
コードシェア便を利用して獲得マイルを増やす方法
やり方は簡単で乗る便をできるだけコードシェア便としてボーナスマイルが入る航空会社を指定します。
どういうことかと言いますと以前述べたように日本航空のマイレージクラブでは日本航空、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空に関してはボーナスマイルが付与されるんですよ、ボーナスが入らない航空会社だとしても無理やりこれらの航空会社のコードシェアにしちゃえば多くのマイルが手に入るんじゃね?という魂胆です。
例えば、自分が乗るロンドン→ドーハの便に関してはカタール航空が運航しているもののブリティッシュエアウェイズのコードシェア便としても予約することができます。
そうするとブリティッシュエアウェイズではボーナスマイルが100%つくわけですからカタール航空で予約するときと比べて2倍のマイルが獲得できますね!
コードシェア便の調べ方
でどうやってコードシェア便を調べればいいんだよって話ですが、ちゃんと調べる方法があります。
Aviability: All flightsというサイトなのですが、こちらで便名やルートを検索するとどの便がコードシェア便かを調べることができます。
またコードシェア便だけではなくとも世界一周においてニウエのような飛行機が毎日飛んでいないような僻地に行く場合どの日に運航されているか一発で分かるため重宝してます。
基本はボーナスマイルが獲得できる航空会社がある国(日本、アメリカ、イギリス、スペイン)を利用するルートの場合はコードシェアが使えると言っていいと思います。(パース→ロンドンの便ではブリティッシュエアウェイズのコードシェアが使えませんでしたし例外もありますが。)
またその航空会社が対象となる国への便が就航していない場合もコードシェアが用意されていることがあります。
例えば日本航空で東京からニュージーランドのオークランド行の便を予約するとき、東京→シドニー→オークランドというルートの場合はシドニー→オークランドの便が日本航空のコードシェア扱いになってます。
この航空会社がコードシェアなの?って便もたくさんあるので調べてみるのも楽しいですよ。
例えば自分の世界一周航空券だとイベリア航空運行のマドリード→ロサンゼルスの便がなぜかフィンエアーのコードシェアになってます。
まあこれはイベリア航空ではエラーが出て発券できなかったというシステム上の都合から仕方なのですけど。
世界一周航空券はルートを変えなければ日付と便に関してはいつでも変更できますからね。
注意点
ここまで見ると至れり尽くせりのように感じますが、気を付けなければならないことがいくつかあります。
実際に有楽町のJALプラザに行ってルートの相談をしてみましたがいくつかの注意点が浮き彫りになりました。
コードシェアのフライトがとれるとは限らない
これはシドニー→パース間をアメリカン航空の便であることに気づいたので予約しようとしたときに起きた話ですがそもそもコードシェア便自体が世界一周航空券の枠として用意されていないことが多々あります。
これに関してはどうにもならないので無理と言われたらあきらめるしかないです。
日本航空に関しては日本航空から乗り継ぐ便でしかコードシェアは利用できない
どういうことかと言いますとルートの途中で突発的に日本航空のルートを入れることはできません。
例えば自分はロサンゼルス→アンカレッジを日本航空のコードシェア便で乗ることを考えていたのですが上のようなルールの説明を受け拒否されました。
もし自分の世界一周が東回りのルートで東京→ロサンゼルス→アンカレッジというルートの場合はコードシェア便として使うことができたでしょうけど。
どれくらいマイルが増えるのか
あくまで予定ですが自分が世界一周航空券のコードシェアで利用できるとなるとどれくらいのマイルが稼げるのか調べてみました。
自分はJMBサファイア会員なので日本航空、アメリカン航空で105%、ブリティッシュエアウェイズで100%、イベリア航空で50%のボーナスマイルを獲得できます。
搭乗路線 | フライトマイル | ボーナスマイル | 手に入るマイル |
羽田(HND)→シドニー(SYD)日本航空 | 6079マイル×積算率125%=6079マイル | フライトマイル×105%=6283マイル | 12462マイル |
シドニー(SYD)→オークランド(AKL)カンタス航空 | 1342マイル×積算率125%=1677マイル | なし | 1677マイル |
オークランド(AKL)→シドニー(SYD)カンタス航空 | 1342マイル×積算率125%=1677マイル | なし | 1677マイル |
シドニー(SYD)→パース(PER)カンタス航空 | 2037マイル×積算率125%=2546マイル | なし | 2546マイル |
パース(PER)→ロンドン(LHR)カンタス航空 | 9002マイル×積算率125%=11252マイル | なし | 11252マイル |
ロンドン(LHR)→ドバイ(DXB)ブリティッシュエアウェイズ | 3409マイル×積算率125%=4261マイル | フライトマイル×100%=4261マイル | 8526マイル |
ドバイ(DXB)→ロンドン(LHR)ブリティッシュエアウェイズ | 3409マイル×積算率125%=4261マイル | フライトマイル×100%=4261マイル | 8526マイル |
ロンドン(LHR)→ドーハ(DOH)ブリティッシュエアウェイズ(カタール航空のコードシェア便) | 3245マイル×積算率125%=4056マイル | フライトマイル×100%=4056マイル | 8112マイル |
ドーハ(DOH)→マドリード(MAD)イベリア航空(カタール航空のコードシェア便) | 3312マイル×積算率125%=4140マイル | フライトマイル×50%=2070マイル | 6210マイル |
マドリード(MAD)→ロサンゼルス(LAX)アメリカン航空(イベリア航空のコードシェア便) | 5834マイル×積算率125%=7292マイル | フライトマイル×105%=7656マイル | 14948マイル |
ロサンゼルス(LAX)→アンカレッジ(ANC)アメリカン航空(アラスカ航空のコードシェア便) | 2343マイル×積算率125%=2928マイル | フライトマイル×105%=3074マイル | 6002マイル |
アンカレッジ(ANC)→ロサンゼルス(LAX)アメリカン航空(アラスカ航空のコードシェア便) | 2343マイル×積算率125%=2928マイル | フライトマイル×105%=3074マイル | 6002マイル |
ロサンゼルス(LAX)→ニューヨーク(JFK)アメリカン航空 | 2467マイル×積算率125%=3083マイル | フライトマイル×105%=3237マイル | 6320マイル |
ニューヨーク(JFK)→香港(HKG)アメリカン航空(キャセイパシフィックのコードシェア便) | 8055マイル×積算率125%=10068マイル | フライトマイル×105%=10571マイル | 20639マイル |
香港(HKG)→デリー(DEL)アメリカン航空(キャセイパシフィックのコードシェア便) | 2328マイル×積算率125%=2910マイル | フライトマイル×105%=3055マイル | 3055マイル |
デリー(DEL)→羽田(HND)日本航空 | 3656マイル×積算率125%=4670マイル | フライトマイル×105%=4799マイル | 9269マイル |
赤文字で記したのがコードシェア便ですが合計130133マイルになりました、前回コードシェア便抜きで計算した時は96577マイルだったため3万マイル以上増えるわけですね。
もっともコードシェアで予約できない可能性もさもありなんですが…
ともかく世界一周航空券のルートを申し込むときに○○のコードシェアお願いしますと言っただけでこれだけのマイルがもらえるんですから使わない手はないと思います!
ただカタール航空は燃油サーチャージが無料であることを考えると(世界一周航空券では航空券とは別に16区間分の燃油サーチャジや空港使用料がかかる)わざわざ変える必要もなかったかもしれない…
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